2005-01-21 ■ 詩 詩 〜人波〜 冷たい風が流れる並木道 裸の木々が左右に列ぶ たくさんの人々が たくさんの人と すれ違う この中にこれっきり会わない人が何人いるんだろう この中に死ぬまでに名前を知り、言葉を交わす人が何人いるんだろう 人の流れの中、一人立ち止まり空を仰ぐ ふと思ったのだ 君もその中の一人に過ぎなかったのか?違ったと信じたい もう君は人込みに紛れ 僕の目の届かないところにいた いってしまった… ジリジリジリジリジリ…