2004-10-25 ■ 詩 詩 〜白い部屋〜 真っ白な部屋の中 音もニオイも感じない 壁に次々と映し出される 思い出の場面(シーン) 僕はただただ涙を流し 拭うこともせず壁を見つめ続ける 〜黒い部屋〜 黒く暗い部屋の中 一本の蝋燭の火が 風に揺らいでいる僕はなにもできず ただその蝋燭が風に吹かれて消えてしまわないよう見守るだけ あるとき突風が吹き はかない蝋燭の火は一瞬にして無になった 部屋に明かりはなくなった 部屋は真っ暗闇になった